会誌『東アジア近代史』 

『東アジア近代史』第27号 2023年6月

《特集》1920年代の東アジアにおける多様な世界像 —第一次世界大戦後の秩序観の対峙・相克・共鳴
 趣旨説明 川島真/古結諒子/新田龍希
第一次世界大戦後の東アジア国際秩序と日本外交 —多国間枠組みと集団安全保障をめぐって― 樋口真魚
日本外務省における新秩序と国際連盟 —集団安全保障と国際裁判への認識を中心に― 渡邉公太
規則を「守る」か「破る」か「作る」か —初期中国国民党・中国共産党の世界観— 深町英夫
台湾農業における「技術の時代」 —生産管理の導入と模造・改造農機具の普及を事例に― 都留俊太郎
1920年代朝鮮における女子中等教育の「拡充」と女子学生の「活動」 崔誠姫
流動化する東アジア国際環境と日本の外交・植民地政策 —第27回大会シンポジウムへのコメントにかえて― 熊本史雄
「1920年代の東アジアにおける多様な世界像」へのコメント —秩序観の対峙・相克・共鳴に注目して― 高光佳絵
「1920年代の東アジアにおける多様な世界像」へのコメント 三ツ井 崇
《歴史資料セッション》私蔵資料と歴史研究 —「発見」から保存・活用へ
趣旨文とセッション概要 長谷川怜
学習院大学史料館における旧華族家史料活用の取り組み 梅田優歩
個人文書の受贈・整理・活用に関するアーカイブズ学的考察 —沖縄近現代史に関する文書資料を中心として― 川島淳
自由民権運動研究の進展と「内藤魯一関係文書」 —研究者の旧蔵史料と再発見— 中元崇智
《独立論文》
第一次世界大戦期における対中国民間投資活動をめぐる保護と統制 —大倉組による鳳凰山鉄鉱への投資活動を事例に― 塚本英樹
日本の中国国民党「西南刃」認識の変遷とその帰結 1933-1936 金子貴純
鉄道差別運賃政策をめぐる北京政府外交 —九ヵ国条約との関連を中心に― 宮脇雄太
鈴木天眼のアジア主義と天佑俠 岡部柊太
《研究ノート》
昭和初期における陸軍の社会主義対策 —その実態と問題点— 野浪雄貴
《書評》
森万佑子著「韓国併合—大韓帝国の成立から崩壊まで」 月脚達彦
洪郁如著「誰の日本時代—ジェンダー・階層・帝国の台湾史」 松金公正
塚本英樹著『日本外交と対中国借款問題―「援助」をめぐる協調と競合―』 佐野 実
《活動報告》
《予告》2023年第28回研究大会予告

 
『東アジア近代史』  ゆまに書房(TEL03-5296-0491) 発売 (本体価格 2,500円)

過去の機関誌

投稿規定

◎『東アジア近代史』投稿規程(平成27年6月制定)
1 会誌『東アジア近代史』に投稿できるのは、本会会員に限ります(但し依頼原稿はその限りにありません)。投稿論文の原
  稿は日本語による筆者オリジナルの書き下ろしのものとします。
2 原稿の分量は、以下の通りです。(図・表・注を含む。)
              論  文…20,000字以内  研究ノート…12,000字以内
              史料紹介…12,000字以内  書   評… 4,000字以内
3 原稿は完全成稿とします。原稿はA4サイズ1枚につき縦書き、40字×30行で入力してください。なお、手書き原稿での投
  稿はご遠慮ください。
4 原稿は電子データとプリントとした原稿1部をご送付下さい。電子データはテキスト形式、ワード、一太郎の何れも可で
  す。必要に応じてエクセルの表も使用可です。
5 字体は、原則として新字体とします。特別な場合を除き史料引用にある合字、変体仮名、異体字は、カナ、現在通用してい
  る字体に戻して引用してください。
6 年号は西暦(漢数字)を原則とします。元号を用いる場合は括弧( )で西暦も表示して下さい。
              [例 一九四五年・一九四五(昭和二〇)年・昭和二〇(一九四五)年]
7 注は、本文末尾に一括して掲げてください。
8 注番号は、本文該当箇所の右脇に(1)、(2)、…のように付します。末尾の注も(1)、(2)、…で記述してくださ
  い。もし不可能な場合は、ワード等の文末註機能を使用してもかまいません。
9 写真図版(モノクロ)の掲載は可能です。
10 原稿は本文と図版・表と分けて提出してください。本文原稿に赤字で図版、表などの掲載箇所を指示してください。ただ
  し、掲載は編集の都合で前後する場合があります。
11 校正は、原則として2回です。
12 論文執筆者には、掲載号を3部、書評執筆者には2部、寄贈します。
13 論文の抜刷が必要な場合は、初校ゲラ送付時、指示してください。なお、実費を御負担いただきます。
14 投稿原稿の提出期限は、毎年度10月末とし、投稿原稿の審査結果は、毎年度の2月末までに通知します。
15 掲載原稿の転載は、原則として1年間はご遠慮下さい。また転載にあたっては必ず本学会の許可を得て下さい。
16 他誌との二重投稿はご遠慮ください。
17 原稿の送付先は本学会事務局とします。原稿投稿の際に、氏名・住所・メールアドレスを記載した連絡用紙(様式自由)も
  同封してください。電子データは下記学会事務局のメールアドレスに送信してください。
附則 本規程は2017年6月刊行の『東アジア近代史』21号から適用するものとする。

                                                                                      (東アジア近代史学会機関誌編集委員会)

東アジア近代史学会事務局
〒180-8629 東京都武蔵野市境5-8 亜細亜大学国際関係学部 青山研究室内 東アジア近代史学会
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